社労士試験の大きな特徴の一つに

 

数字に関する問題が出題されやすい

 

ということがあります。

 

労働者数だったり、時間だったり、届出の期
間だったり、時効だったり、文書の保存期間
だったり……。例を上げたらきりがありませ
ん。

 

もちろん、もともと社労士の法律に数字絡み
の規定が多いということも一つの原因です
が、もう一つ、作問してみると気づくことがあ
ります。

 

それは何か。

 

数字の問題は作りやすい。
きゃははは・・・・・・。
って、笑っているのは誰ですか
冗談じゃないです。 本気です。

 

社労士試験の場合、「選択式問題」の場合は、
正しい選択肢と誤った選択肢を作らなくては
なりません。「択一式問題」も同様です。

 

この「誤った選択肢」を作るという作業、数
字が誤っているという問題が一番作りやすい
ですよね。

 

例えば、次のような問題。

 

労働基準法第89条は「常時使用する労働者数
が 人以上の労働者を使用する使用者は、
就業規則を作成し、労働基準監督署に届け出
なければならない」と規定している。

 

もちろん の答えは「10」ですが、実に選択
肢が作りやすい。それはすぐにお分かりいた
だけると思います。

 

一方、次のような問題。

 

平成26年11月1日に「近年、我が国において
過労死等が多発し大きな社会問題となってい
ること及び過労死等が、本人はもとより、そ
の遺族又は家族のみならず社会にとっても大
きな損失であることに鑑み、過労死等に関す
る調査研究等について定めることにより、過
労死等の防止のための対策を推進し、もって
過労死等がなく、仕事と生活を調和させ、健
康で充実して働き続けることのできる社会の
実現に寄与することを目的として が施行
された。

 

もちろん、今年の試験においては最新の法律。
ご存知のことと思いますが、「過労死等防止対
策推進法」が答えですね。

 

まあ、これはあくまでも例ですが、非常に誤
りの選択肢が作りにくいですね。選択肢が明ら
かに白々しくなってしまう可能性があります。

 

ということで、数字は完ぺきに

 

7月18日(土)はメダリストクラブの社労士講
座の第4回「今年のポイント」。最近の法改正
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す。そして、8月1日(土)は第5回「直前対策」
毎年頻出の論点を徹底的にやっていきましょ

 

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