若い頃、給与明細を見るたびに思っていました。

 

「『健康保険料』とか、『厚生年金保険料』とか、オレには関係ないから控除しないでほしい」って。

 

でも、50歳を過ぎたあたりから、やれ血圧が高いだの、やれ膝が痛いだの……、健康保険を使うことが増えてきました。こうなって初めて思いました。

 

「健康保険って必要だわ」

 

ご存じの通り、ボクは個人で仕事をしているので、20年以上厚生年金に加入していません。だから、65歳になってもらえるのは、ほとんど老齢基礎年金のみ。老齢厚生年金は、たった14年分しかありません。たかが知れています。こうなって初めて思いました。

 

「老後が不安だわ」

 

国の社会保障制度は弱者救済です。

だから、実際に自分が弱者になったり、弱者になることが差し迫ったりしないと、

その有難みはわかりません。まあ、それはわかるんですけど……。

 

健康保険の療養の給付の一部負担金って、ボクが物心ついたころは「1割負担」だった気がします。っていうか、1割負担でした。それが2割負担になり、3割負担になり……。どんどん改悪されています。

 

ボクは3カ月に1回、血圧の薬をもらいに近くの療養所に行くのですが、

たった3分、しかも血圧を測っただけで、1500円取られます。

ということは、3割負担だから、お医者様の懐には5000円が入る計算になります。

3分5000円ということは、時給10万円……。驚愕!

 

ということで、社会保険は必要な制度だけど、もう少し保険料を安くするか、一部負担金を低くするかしてほしいという、年寄りの愚痴でした。

 

受験生の皆さんは、これから山場です。健康保険を使わなくてもいいように、十分に体をいたわってくださいね。