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このブログでも何回か書きましたが、
「社労士って食えますか?」
って、よく訊かれます。

社労士という資格が、いまひとつ社会に浸透していないせいだと思うのですが、食えている社労士もいれば、食えていない社労士もいる。人を雇っている社労士もいれば、1人でやっている社労士もいる。事務所を借りている社労士もいれば、自宅を事務所兼で業務をこなしている社労士もいる。
つまり、その人次第ということです。

ただし、言えることは2つ。

1つ目、弁護士だろうが、司法書士だろうが、公認会計士だろうが、税理士だろうが、「士」と名の付く業務を行っている方々は、みんな同じ。食えている人もいれば、食えていない人もいるということ。食える資格かどうかは、社労士に限ったことではありません。

2つ目、自宅兼で業務をこなしている限りは、社労士を開業しても大きな赤字にはならないということ。社労士の登録をすると、10万円程度の入会金と年会費10万円くらいが掛かります。開業するにあたって必要な経費は、このお金だけです。あとは、パソコンのない人はパソコンを買ったり、ラックを買ったり、その人ごとに必要なものを買うことになりますが、百万単位のお金が掛かるということはありません。だから、比較的気軽に開業することができると思います。

ボクも、はじめは不安でした。
合格したものの、開業なんかして良いものか?
悩んで、神奈川県社労士会の前をウロチョロウロチョロ。
ボクのそんな様子が気になったらしく、中からおばちゃんが出てきて、
「何か用ですか?」
「開業の登録をするかどうか悩んでいまして……」
「優柔不断だね。登録するためにここまで来たんでしょ。登録するんなら、さっさと登録しなさい」
「はい」
今となっては、そのおばちゃんに背中を押してもらってよかったと思っています。
だって、既述の通り、マイナスはあり得ないのだから。
気軽にいきましょう!