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「社労士に関連する科目の根本的教育」なんてカッコいいことを書きましたが、何を言いたいかというと、例えば「労働基準法」や「社会保険関連の法律」については、社会に出る前にある程度学習しておいた方がいいよねってことです。

 

例えば、最近「ブラック企業」とか「ブラックバイト」なんて言葉をよく耳にしますが、多くの人が、何がブラックで、何がグレーで、何がホワイトなのか理解していません。

 

1日8時間以上働いた分の割増賃金を支払わないだとか、そもそも実際の労働条件と雇用された際に提示された労働条件とが異なるとか、そもそも労働条件すら提示されていないとか……。「死ね!」とか、「ゴキブリ」とか、そんな罵声を浴びせられるとか、上司にいやらしいことを言われたり、お尻を触られたりするとか……。

 

こんなのひっくるめて、ぜーんぶブッラクですね。こんなことをしている会社は、社会的に許されません。

 

しかし、働く方々に労働関連の法律に関する知識があれば、ある程度、企業のブラック化は防げるかもしれません。「労働者にはどうせわからないだろう」とか、「労働者はどうせ何も言えないだろう」とか、会社にそんな驕りがある限りは、ブラックな企業は消えないと思います。

 

社会保険についても同じです。いま社会保険料を払うことによって、将来的にどのようなメリットがあるのか。年金はもちろん、例えば、健康保険に加入していれば、子どもができたときにお金がもらえるとか、病気で働けなくなったときに生活費を保障してもらえるとか、そんなことを知っていたら、今よりもずっと気持ちよくお金を払う気にもなるのではないでしょうか。

 

とにかく小学生に教えることは難しいにしても、中学生や高校生の頃に、労働基準法や社会保険法の授業を行っておけば、ある程度の知識を持って、社会に出ることができるわけですよね。

 

そうすれば、今よりはずっと、いえ、少しは、「社会的弱者」と言われる人たちが減るようにも思います。

 

国語、算数、理科、社会……、どれも大切な授業ですが、社会に出てからのことを考えれば、もっと実践的な授業もあっていいのではないでしょうか。

 

みなさんはどう思われますか?

 

 

 

 

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