十人十色っていう四字熟語がありますが、その通りだと思います。子どもの頃から、いろいろな個性を持った人間を見てきました。確かに十人がいたら、十人それぞれの個性です。同じ個性を持った人はいません。
だから、社会ってうまくいくのだと思います。
ある会社に、同じような人ばかり集まっていたらどうでしょう。社長が「こんどこんな製品を作ろうと思う」と言うと、「賛成」「賛成」「賛成」
みんな同じ考えですからね、別の意見の出る余地がない。
健全な会社なら、
「ここはこうしたほうがいいのではないでしょうか」とか、
「この部分に無理があるのでは」とか、
「それで採算は取れるのでしょうか」とか、いろいろ意見が出るはずです。
社労士も同じですね。
十人の社労士がいたら、十人それぞれが個性を持っています。
慎重な人。
大雑把な人。
書くことが好きな人。
話すことが好きな人。
人付き合いが好きな人。
人付き合いが苦手な人。
これらすべてが個性であり、どれも否定すべきものではないと思います。社労士試験に合格し、社労士になった暁には、自分の個性に合わせた、自分の個性を生かした仕事をしてほしいと思います。
ただし、社労士には、ひとつだけ超えてはならないことがあります。
それは法律を守ること、ではないでしょうか。
社会保険労務士法を見ればわかりますが、社労士には懲戒規定があります。そして、処分の内容は、次の通りです。(試験にも出ますよ)
①戒告
②1年以内の業務の停止
③失格処分
ということで、法律を守りつつ、自分の個性を生かして仕事に勤しみましょう!