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全体を見て

平成29年度社会保険労務士試験の記述式問題を見て、まず感じたのは、相変わらず数字の穴埋め問題が多いということです。科目ごとの数字穴埋め問題を見てみましょう。

 

労働基準法及び労働安全衛生法       1問

労働者災害補償保険法           3問

雇用保険法                2問

労務管理その他労働に関する一般常識    3問

社会保険に関する一般常識         1問

健康保険法                2問

厚生年金保険法              5問

国民年金法                3問

合計                  20問

 

上記のように、合計40問のうち、半数の20問が数字の穴埋め問題だったということです。数字を制する者は、社労士試験を制すということなのかもしれません。

 

試験内容を見ると、

労働基準法は例年通り判例からの出題でした。判例といっても、最近のものではなく、平成4年の時事通信社事件でした。決して難しい問題ではなかったと思います。

 

労働者災害補償保険法は、保険給付に関する不服申し立ての流れについてです。これも、基本事項ですから落とすわけにはいきません。

 

雇用保険法は、日雇労働者に関する事項等についてです。これも基本ですから落とすわけにはいきませんね。

 

労働に関する一般常識は、「平成28年度能力開発基本調査(厚生労働省)」と「平成28年10月末現在「外国人雇用状況」の届出状況」からの出題でした。「能力開発基本調査」については、何年かに一度出題されている調査なので、どこの学校もテキストに記載されていると思います。また、「外国人雇用状況」については、厚生労働白書に掲載されていたため、知っていた方も多いのではないでしょうか。ボクには、それほど突飛な出題には思えませんでした。

 
社会保険に関する一般常識は、国民健康保険法の目的条文、介護保険法、児童手当法からの出題でした。どれも基本事項だったので難しくなかったと思います。

 

健康保険法は、前半の穴埋めに苦労した方が多かったのではないでしょうか。もしかしたら、救済があるかもしれませんね。

 
厚生年金保険法は、国庫負担、中高齢寡婦加算、離婚分割について等、基本事項の問題でした。

 

国民年金法は、保険料の免除申請、寡婦年金等についてであり、基本事項でした。

 

というわけで、今回は平成29年度の社労士試験の選択式問題を見て、ボクの勝手の感想を書かせていただきました。

 

皆様に幸あることをお祈り申し上げます。

 

 

 

 

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